OCN光の法人向けプランを解説!料金や個人との違い、問い合わせ先なども完全網羅
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「社内のネット環境について問題を抱えている」「通信環境を見直したり増強したりしたい」と考えている会社も多いのではないでしょうか。
今回は、大容量で安定した通信が可能なOCN光の法人向けプランを解説していきます。
OCN光の法人向けプランの料金やメリット、問い合わせ先、契約までの流れなどを漏れなく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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農業からWEBエンジニアへと転身し、10年以上の通信メディア運営経験を持つ。月間訪問数1,200万のメディアを運営し、ネット回線の悩みを解消。広範な知識で、ネット回線選びのアドバイザーとして活動。詳しく見る
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【総評】OCN光の法人プランがおすすめな企業
OCN光の法人向けプランは、大容量かつ安定した通信が可能です。
詳細を解説する前にまず結論を述べると、OCN光の法人向けプランがおすすめな企業は以下となります。
- 社内のインターネットが遅いと感じている
- 通信遅延の対策をしたい
- WindowsUpdateによって業務に支障が出ている
- Web会議の際に遅延や音切れなどが目立つ
以上のように、現状のインターネット環境に何らかの問題を感じている場合や、通信環境を見直したい、あるいは増強したいといった企業におすすめです。
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OCN光の3つの法人向けプラン
OCN光はいくつかの法人向けプランを提供していますが、そのなかでもスタンダードかつおすすめできるのは以下の3プランです。
次の項目からは、最もベーシックな標準プランをはじめとして、各プランの詳細を解説していきます。
『標準プラン』法人向けのベーシックプラン
OCN光の標準プランは、従来のPPPoE方式と比較して大容量の通信と高い安定性を確保できるIPoE方式を採用したインターネット接続サービスです。
社内からインターネットが遅いといった声が出ている会社や、クラウドの利用が増加している企業にはとくにおすすめできます。
また標準プランの上位プランであるワイドプラン、アプリコントロールなどへは工事不要で切り替えができます。
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月額料金は7,315円~
標準プランの料金にはOCN光「フレッツ」IPoEとOCN光IPoEの2種類があります。
前者はOCN光の料金に加えて、NTTが提供しているフレッツ回線の料金などがかかります。
いっぽうOCN光IPoEは、 OCN利用料、アクセス回線料、屋内配線料、回線終端装置料が全て含まれており、請求が一元化できることも含めてお得に利用できます。
OCN光IPoEの月額料金は、以下のとおりです。
タイプ | 固定IP1 | 固定IP8 | 固定IP16 | 動的IP |
---|---|---|---|---|
マンションタイプ | 15,015円 14,300円(2年割り適用時) | 24,915円 24,200円(2年割り適用時) | 42,515円 41,800円(2年割り適用時) | 7,315円 |
ファミリータイプ | 17,490円 16,390円(2年割り適用時) | 27,390円 26,290円(2年割り適用時) | 44,990円 43,890円(2年割り適用時) | 9,790円 |
金額は動的IPのみの場合が最も安くなり、固定IPの数によって変動します。
また表のとおり2年自動更新型割引があり、24ヶ月の継続利用を約束すれば月々ファミリータイプ1,100円、マンションタイプは715円が割引されます。
ただ、契約開始から24か月目~26か月目以外で解約してしまうと、ファミリータイプ10,000円、マンションタイプ6,500円の違約金が発生してしまいます。
通信速度は1Gbps
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標準プランの通信速度は1Gbpsです。
現在の光回線の主流は1Gbps程度ですので、OCN光の速度は標準であるといえます。
とはいえ、法人向けの大容量通信が可能ですので、家庭よりも遥かに快適に、安定したインターネット環境を構築できます。
ちなみに、今回紹介しているプランの通信速度は全て1Gbpsです。
トラフィックレポートなどの無料オプションも
標準プランはベーシックなプランながらも、15分単位でのスループット・データ通信量を確認できるトラフィックレポートや、オンラインスキャンが無料で利用可能です。
無料オプションはそれほど多くありませんが、あると便利な機能が備わっているプランだといえるでしょう。
『ワイドプラン』通信遅延対策ができるワンランク上のプラン
OCN光のワイドプランは、従来のPPPoEよりも6倍の収容設計を誇ります。標準プラント比較すると3倍となり、トラフィックが多くなるクラウドサービスもストレスなく動かせます。
標準プランとの大きな違いは、WindowsUpdateを識別して振り分け、通常のトラフィックを邪魔しないようにできること。
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月額料金は10,615円~
標準プランと同様に、ワイドプランもOCN光「フレッツ」IPoEとOCN 光 IPoEがあり、おすすめなのは回線利用料などが一緒になったOCN 光 IPoEです。
OCN 光 IPoEの月額料金は以下の表を参照してください。
タイプ | 固定IP1 | 固定IP8 | 固定IP16 | 動的IP |
---|---|---|---|---|
マンションタイプ | 18,315円 17,600円(2年割り適用時) | 28,215円 27,500円(2年割り適用時) | 45,815円 45,100円(2年割り適用時) | 10,615円 |
ファミリータイプ | 20,790円 19,690円(2年割り適用時) | 30,690円 29,590円(2年割り適用時) | 48,290円 47,190円(2年割り適用時) | 13,090円 |
こちらも2年割適用時のほうが月額料金は安くなります。契約更新期間は満了月・翌月・翌々月の3ヶ月で、期間以外の解約では違約金がかかりますので注意してください。
通信遅延対策ができる
上述したように、ワイドプランは標準プランの3倍もの収容設計がされていますので、多少通信に負荷がかかったとしても遅延しにくいのが大きな利点です。
またアップデート時のファイル容量が年々増加しているWindowsUpdateの通信を自動で分離してくれるため、アップデートしながらでも通信が混雑したり遅延したりすることがありません。
「WindowsUpdateのたびに仕事にならない」といった声が社内から聞こえるのであれば、ぜひ検討したいプランだといえるでしょう。
『ワイドプランアプリコントロール』Web会議が多い企業向けプラン
ワイドプランアプリコントロールはワイドプランに追加できるオプションで、ワイドプランの強みであるWindowsUpdateの識別・振り分けに加えて、ZoomやMicrosoft Teamsなどの映像コミュニケーションアプリのトラフィックを振り分け可能です。
そのため、WindowsUpdate中であろうと、大容量通信が必要なオンライン会議中でも、他の社員の業務に支障をきたしません。
Web会議やインターネットの利用が多い会社におすすめのオプションプランです。
月額料金は6,380円
ワイドプランアプリコントロール(アプリコントロールA)の月額料金は、6,380円です。
オプションプランですので、6,380円+ワイドプランの金額が月額料金となります。参考までに、ワイドプランの料金にアプリコントロールAのプランを合算した料金表を記載します。
タイプ | 固定IP1 | 固定IP8 | 固定IP16 | 動的IP |
---|---|---|---|---|
マンションタイプ | 24,695円 23,980円(2年割り適用時) | 34,595円 33,800円(2年割り適用時) | 52,195円 51,480円(2年割り適用時) | 16,995円 |
ファミリータイプ | 27,170円 26,070円(2年割り適用時) | 37,070円 35,970円(2年割り適用時) | 54,670円 53,570円(2年割り適用時) | 19,470円 |
月額料金は高くなるものの、Web会議を頻繁に行う会社であれば、検討する余地は十分にあるといえるでしょう。
Zoom、Microsoft Teamsなどの通信を自動的に分散
上述したとおり、アプリコントロールAではZoom、Microsoft TeamsやCisco Webexなどの映像コミュニケーションアプリを自動で振り分けてくれます。
通常1車線の道路を3車線にし、それぞれWindowsUpdate、映像コミュニケーションアプリ、インターネットを利用した業務に振り分けてくれるようなイメージです。
車線が増えれば混雑は解消されますので、他の業務のトラフィックを圧迫することがありません。
Web会議中に映像や音声が途切れる場合や、リモート会議専用の回線を検討しているのであれば、ワイドプラン+アプリコントロールAも選択肢に入るのではないでしょうか。
個人契約との違いで分かるOCN光法人プランのメリット
OCN光は個人向け・法人向けプラン共に提供していますが、個人と法人契約の違いはどこにあるのでしょうか。
個人と法人契約の違いには、以下のような項目が挙げられます。
各項目を、以下で詳しく解説していきます。
法人名義で契約できる
個人と法人契約の大きな違いとしては、まず法人向けプランは法人名義で契約できることが挙げられます。
後述する領収書や請求書に関しても同様ですが、法人名義で契約できれば経理も単純になりますので便利です。
事業規模や業態にもよりますが、法人向けプランを検討・利用するほどの規模であれば、法人名義での契約がおすすめです。
領収書も法人名義で発行可能
法人プランであれば領収書も請求書も法人名義で発行してもらえます。
法人名義で領収書が切れれば経理も複雑になりませんし、事務作業の観点からも便利だといえるでしょう。
個人で契約すると、領収書や請求書の名義が法人で出せない通信事業者もありませんので、法人の場合は法人契約するのがベターだといえます。
通信遅延対策ができる
法人向けの光回線プランは、個人と比べて大容量の通信に耐えられるよう設計されています。
極端な話にはなりますが、個人向け回線を10人で利用していたら直ぐに回線が混雑してしまうでしょう。
またワイドプランやアプリコントロールのように、大きな負荷のかかるトラフィックを切り分けることにより、遅延ができるプランやオプションも用意されています。
業務に支障が出てしまえば、それだけ余計なコストがかかってしまいますから、会社の規模にあったプランを選ぶのが賢い選択です。
固定IPアドレスが使える
固定IPアドレスが利用できるのも、法人契約の大きなメリットです。
動的IPアドレスは接続するたびにアドレスが変わりますが、固定IPであれば常に一定のアドレスを利用できます。
固定IPはVPN環境の構築や、社外から社内ネットワークへのアクセス、自社サーバーでのWebサイト運営などをする際に必要になります。
VPNが利用できる
VPNとは、特定のユーザーだけがアクセスできる仮想のネットワーク環境を構築できる技術で、セキュリティ面の強化に役立ちます。
近年は在宅勤務やテレワークが増加していますが、そんななか重要なデータを扱う業務ではVPN環境は必須だといえるでしょう。
サポートが手厚い
法人向けのプランでは、個人と比べてサポートが充実しています。
たとえばOCN光であれば、24時間対応のOCNサービスセンターが設置されています。
電話やメールによる故障受付、疑問点の解消など、トラブルから相談まであらゆる案件を受け付けてくれます。
インターネットが繋がらなくなったり、急に遅延しだしたりすると、業務に大きな支障が出てしまいます。最悪の場合、損失が出る可能性もあるでしょう。その際に24時間のサポート体制が整っていれば、被害を最小限に食い止められるかもしれません。
個人事業主レベルならOCN光の個人プランで十分
社員を複数人〜数百人抱えるような会社であれば、法人契約を検討するべきです。
では個人事業主でも法人契約をしたほうが良いのかというと、自宅兼事務所で仕事をしているような個人レベルであれば、OCN光の個人プランで十分です。
以下の項目で、個人事業主におすすめのOCN光のプランを紹介していきます。
OCN光の個人向けプランは月額3,960円~
OCN光の個人向けプランの月額料金は、以下となります。
上記はいずれも2年自動更新型割引適用後の料金です。割引なしの場合はファミリータイプ6,820円、マンションタイプ5,170円となり、他社と比べても割高になってしまいます。
月額料金を他社と比較してみると、ファミリータイプは相場程度、マンションタイプはやや安めな印象です。
速度も変わらない最大1Gbps
OCN光の通信速度は最大1Gbpsです。
速度は法人向けと同じですし、1人で利用するのであればトラフィックの混雑もそこまで気にする必要はありません。
ちなみに、現在の光回線の主流は1Gbpsですので、他社と比べて速い・遅いということはありません。
OCN光以外の光コラボも検討してみるのがおすすめ
個人事業主の方が光回線を契約するのであれば、OCN光以外の通信業者も比較してみるのがおすすめです。
たとえばOCN光は2025年1月現在で工事費無料キャンペーンを行っていないので、新規契約の場合は訪問工事費がまるまるかかってしまいます。
またドコモ光やソフトバンク光、auひかりなどはスマホ割なども行っていますので、適用されればOCN光よりもお得なケースも多々あります。
他にも初月無料やキャッシュバックキャンペーンなど、各社が特色ある特典を用意していますので、OCN光にこだわりすぎず、自分にあった特典とプランを提供している事業者と契約するのがおすすめです。
OCN光の法人向けプランの申し込みの流れ
ここからは、OCN光の法人向けプランの申し込みの流れを解説していきます。
利用までの流れは個人とそれほど変わりませんが、必要な書類などが異なりますので、念の為ご一読ください。
登記簿謄本を準備する
個人契約との大きな違いとして、法人では登記簿謄本が必要になる場合があります。
登記簿謄本とは、会社名や所在地、資本金等が記載された書類で、市・区役所で申請して取得します。そのため、申し込み前に用意しておくとスムーズです。
またフレッツ光からOCN光に切り替える場合は、NTT東日本・NTT西日本から転用承諾番号を取得した後に、OCN光に転用の申し込みをしてください。
転用申し込みついては、「【転用のお客さま】お申し込みのお手続き」に詳細な流れが記載されており、申し込みも可能です。
OCN光「フレッツ」プランを利用する場合はNTT東日本・西日本でフレッツを申し込む
OCN光の法人向けプランには「フレッツ」プランがあると解説しました。
フレッツプランは別途NTT東日本・西日本でフレッツ光ネクストを契約する必要がありますので、その場合はOCN光に申し込む前にフレッツ光の契約を済ませてください。
申込時にはフレッツのCAF番号とアクセスキーが必要になりますので、「開通のお知らせ」などを参照してください。
フォームまたは電話から申し込む
OCN利用料、アクセス回線料、屋内配線料、回線終端装置料が全て含まれたOCN光IPoEを利用する場合は、以下のページから申し込みができます。
いずれも上部の「カンタン選択しながらお申し込み」から必要なものをクリックしていけば、申込ボタンが表示されます。
後はフォームの内容に従って入力するだけで申し込みは完了です。
また電話による問い合わせ・申し込みは以下となります。
工事日を決定し、工事後に利用開始
申し込みをしたら次に工事日を決定します。当日の工事が終わればインターネットの利用を開始できます。
ちなみに、フレッツ光を別途契約している場合は10営業日ほどで開通できますが、OCNの光回線もセットで契約する場合の納期は定められていません。
場合によっては数ヶ月かかることもありますので、時間がない場合は上記の電話番号まで問い合わせてみるのが確実です。
OCN光の法人契約に関するよくある疑問
最後に、OCN光の法人契約に関するよくある質問に答えていきます。
とりあげる質問は以下の項目です。
とくに支払い方法や光電話の利用可否は話題に挙がりやすいので、念の為に一読しておくのがおすすめです。
支払方法は?
OCN光の法人向けプランの支払い方法は、口座振替・請求書払いの2種類があります。
口座振替の取扱金融機関は以下のとおりです。
請求書は金融機関窓口、コンビニエンスストアで支払いが可能です。
光電話は利用できる?
法人向け光電話として、Arcstar IP Voice(ひかり電話アドバンスタイプ・ひかり電話タイプ)が利用可能です。
基本料金(1チャネル・1番号)は1,210円で、別途付加機能料金や対応機器レンタル料金がかかります。
詳細は「Arcstar IP Voice」を参照してください。
個人⇒法人契約へ変更できる?
個人向けOCNサービスから法人向けサービスへの変更は、一部のプランで可能です。
くわしくは「個人向けOCNサービスからの移行」を参考にしてください。
OCN光の法人向け問い合わせ窓口
OCN光の法人向け問い合わせ窓口は以下となります。
プランや導入に関する相談だけでなく、資料請求もできますので、検討の際は一度問い合わせてみるのがよいでしょう。
まとめ
今回は、OCN光の法人向けプランについて、特長や料金、申し込みから導入までの流れを解説してきました。
OCN光の法人向けプランは、大容量通信と安定性が大きな魅力です。とくにワイドプラン以上では、WindowsUpdateなどを振り分けてくれるため、アップデートで遅くなって業務が滞ってしまうといった事態を防ぐことができます。
小中規模事業者から大企業まで、インターネットやWeb会議を日常的に利用するならば、OCN光の法人向けプランをぜひ候補に入れてみてください。
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