光回線の工事内容や費用は?初心者でもわかる完全ガイド【2023年】

光回線の工事内容や費用は?初心者でもわかる完全ガイド【2023年】

光回線の工事ってどんなことするの?光回線の工事費用や時間はどのくらい?といったことが気になっていませんか?

光回線は作業員が家の中と外で回線を通すための工事を行い、30分~1時間ほどで終わる簡単な内容となっています。

費用は15,000円~30,000円で契約する回線によって違いがありますが、キャンペーンによって無料になる回線も増えているため、初期費用をかけずに光回線を使うことができるようになっています。

他にも、工事日の予約をするタイミングや工事が不要になるケース、注意点など、光回線の工事に関する情報をまとめているので参考にしてください。

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光回線の工事とは

光回線を契約してインターネットを利用するには、ほとんどの場合「開通工事」を行う必要があります。

特に戸建ての場合は、近くの電柱から線(光ファイバー)を宅内に引き込まなければならないため、工事はほぼほぼあると思ってもらって構いません。

また、開通工事に伴い、工事費も発生します。工事費は初期費用として大きな負担となるので、選ぶ光回線は「工事費無料特典」を用意しているところがおすすめです。

光回線の工事内容は住居タイプや建物の設備によって違うので、ご自身の状況と照らし合わせながら確認しましょう。

光回線の工事内容

光回線の工事内容を建物の住居タイプ別に紹介していきます。

マンションの場合は、建物設備によっても工事内容が違うので、あらかじめ確認しておくと安心です。

戸建ての場合

戸建てタイプの工事を簡単にまとめると、①電柱から建物の中へ光回線を引き込む、②宅内へ引き込んだ回線を配線する、の2段階工事となります。

光回線の工事は作業員が家の外→家の中という順番で作業をしていき、工事が終わるまで立ち合いをするのが基本です。(宅内機器ONUやWi-Fiルーターは自分で設定します。)

ただし、光回線の中には、工事が2回必要なNURO光や、工事前に事前調査をするeo光など、特殊なものもあるので、検討している光回線の工事内容を確認することも重要となります。

工事の流れ

戸建てタイプの開通工事にかかる所要時間は大体1時間~2時間です。

基本的に立ち合いが必要ですが、工事の担当者が全て行ってくれるので別途用意するものなどはありません。

実際の工事の流れを解説していきます。

1.屋外工事
まずは電柱に通っている光回線を家のエアコンダクトや電話線の隙間から通していく作業をしていきます。

その際、壁に10mm程度の穴を開ける場合があることを覚えておきましょう。

屋外工事は大体30分程度で終了します。

立ち合いが必要ですが、工事の間は在宅しているだけでOKです。

2.宅内工事
宅内の工事は外から引き込んだ光回線を、家の中で配線をする作業となります。まずは壁に光コンセントと呼ばれる、光回線を通すための専用のコンセントを設置します。

次に光コンセントから出てきた回線を家の中でジャマにならないように配線をして、ONUという専用の機器に接続していきます。最後に回線の接続テストが終われば工事は完了となります。

光コンセントは壁についている電気のコンセントや電話線のモジュラージャックを取り外して設置していきます。光コンセントを取り付ける場所にはONUやWi-Fiルーターなどを置いておくスペースが必要になるので、事前に決めておくといいでしょう。

3.ONUやWi-Fiルーターの設定
ONUまでの設定は作業員の人がやってくれますが、Wi-Fiルーターは自分で接続する必要があります。

ただ、契約している回線からWi-Fiルーターをレンタルしている場合は、設定が不要なことが多いです。

ONUにWi-Fiルーターを接続するだけでネットが使えるようになりますが、どうしてもWi-Fiが繋がらない時は契約した回線へ問い合わせをしてください。

また、訪問サポートや電話でのリモートサポートのサービスが使える回線もありますので、ネットが苦手な人は利用してみるといいでしょう。宅内機器

マンションの場合

マンションの工事内容は建物設備によって違います。

建物の設備状況は大きく以下3つに分けることができるので、お住まいの建物がどれに当てはまるかを確認しましょう。ケース➀ 光回線の設備が全く導入されていない

ケース➁ 光回線の設備が建物の共有部分まで導入されている

ケース➂ 部屋内まで設備が通っている

➀光回線の設備が導入されていない建物の場合

光回線の設備が未導入の建物だと、比較的大掛かりな工事が必要です。

工事内容としては戸建てタイプと同じように「宅外工事」と「宅内工事」の2つを行うので、所要時間も長くなってしまいます。

建物内への光回線の引き込みは電話用の配管かエアコンダクトを利用することがほとんどですが、建物によっては壁に穴を開けることもありうるので頭に入れておきましょう。

この場合、光回線の導入には管理会社や大家さんからの許可が必要となります。分譲マンションの場合は管理組合からの許可を貰いましょう。

出典:@nifty

工事内容

check1.電柱から建物の共有スペースまで光ファイバーを引き込む

check2.共有スペースから室内まで光ファイバーを引き込む

check3.室内に光コンセントを設置しルーターと接続する

▼光コンセント

光コンセント

➁光回線の設備が共有部分まで導入されている場合

ほとんどのマンションやアパートがこれに該当するでしょう。

建物の共有スペースまでは光回線が導入されているので、工事内容は、共有部分からお住まいの部屋まで光ファイバーを引き込み、室内の壁面に光コンセントを設置するだけです。

申し込みから工事日までは1ヶ月から数ヶ月かかる場合もあることを覚えておきましょう。

工事は大体30分~1時間程度で、立ち合う必要があります。

※マンションがVDSL方式の場合は、宅内装置の設置のみ

➂部屋の内部まで光回線の設備が通っている場合

部屋に光コンセントがあるという方は、工事不要でインターネットが利用できる可能性が極めて高いです。

光コンセントが部屋内にあり、工事も不要と言われた場合は、申し込み後に送付される「ONUルーター」を光コンセントに繋げれば開通となります。

無線通信をしたい場合は、別途WiFiルーターが必要ですが、ほとんどの光回線でレンタルサービスやプレゼント特典を実施しているので購入しなければいけない方は少ないでしょう。

ONUと無線ルーターを線で繋ぎ、使用デバイスの設定を完了させれば無線通信が行えるようになります。

光回線が部屋まで導入されているかどうかを確認する場合は、直接管理会社や大家さんに問い合わせると確実です。

このように作業員が派遣されない「無派遣工事」の場合、工事費は2,000円となります。

光回線の工事にかかる費用は?

光回線の工事費は契約する光回線によって違いますが、戸建だと20,000円~40,000円、マンション・アパートだと15,000円~30,000円ほどの費用が発生します。

ただ中には工事費が無料になる光回線もあるので、上手に光回線を選んでお得にインターネットを利用することも可能です。

▼工事費の例

戸建マンション
ドコモ光18,000円15,000円
ソフトバンク光24,000円
光回線を用いた電話やテレビサービスも一緒に契約する場合は、下記の工事費も支払う必要があるので覚えておきましょう。

光電話:1,000円~3,000円

テレビサービス:3,000円~50,000円

工事費は分割払いできる

光回線の工事費は一括だけではなく分割払いも可能で、例えばドコモ光の場合は12回から60回払いまでを選ぶことができます。
分割回数戸建てマンション
12回1,650円1,375円
24回825円687円
36回550円458円
48回412円343円
60回330円275円
分割の場合は毎月の光回線の基本料金に上乗せされて請求されますが、全て支払い終わる前に解約すると、未払い分を一括で支払うことになるので注意してください。

光回線は2年契約が基本なので、24回分割にしておけば更新期間に解約をしても余計な出費を支払うことはなくなります。

光回線の工事に関する5つの注意点

光回線の工事を行う前に知っておくべきことを紹介します。

光回線は工事を実施しなければ基本的に導入することができません。

ほとんどの方が通る道なのでしっかり確認しておきましょう。

1.工事がいらない場合がある

以下の方は工事不要で光回線を利用できる可能性が高いです。

・マンションやアパートの部屋内に光コンセントが設置されている

・転用または事業者変更で光回線を乗り換える

工事が不要になることを「無派遣工事」といい、工事費は2,000円で済みます。

光コンセントが設置されている場合

基本的に、部屋の壁に光コンセントが設置されている場合は工事をする必要はありません。

光コンセントが家にある場合は申込みをするときに、事前に伝えておくといいでしょう。

ただし、契約する光回線によっては別途工事が発生する場合もあります。オペレーターの方に問い合わせることで工事が必要かどうかを教えてもらえるので確認しておくと安心です。

光コンセントの確認方法は「光コンセントの全知識!接続方法や注意点・設置工事まとめ」を参考にしてください。

転用または事業者変更で乗り換える場合

フレッツ光からの乗り換え、または光コラボ同士での乗り換えをする場合であれば、工事をすることなく光回線を変更することができます。光コラボ転用また事業者変更と呼ばれる乗り換え方法で、工事をしなくても別の光回線が利用することができ、工事費が発生することもありません。ただし、auひかりやNURO光、地方回線への乗り換えをする場合は工事が必ず必要となるので注意してください。

2.開通工事まで時間がかかる

光回線の申し込みから開通までは平均的に1ヶ月以上かかることを覚えておきましょう。

特に、3月、4月の引っ越しシーズンは工事が混みあい通常よりも開通までに時間がかかる場合がほとんどです。

また、現在も急激な需要の増加に伴い、工事まで半年以上待つこともあるのでそれを理解した上で申し込み手続きを進めましょう。

3.開通工事には立ち会いが必要

光回線の工事は立ち会う必要があります。

所要時間はだいたい30分~1時間ほどですが、当日は半日ほど予定を空けておくことをおすすめします。

工事をする時間は午前(9時~10時)と午後(13時~17時)の2つの時間帯から選ぶことができますが、細かい時間までは指定することはできません。

たとえば、午後(13時~17時)を選んだ場合、13時から工事が始まることもあれば、17時まで待たないと作業が開始されないこともあります。

いつ工事が始まるのかは当日にならないとわからないので、工事日の当日は最低でも半日程度空けておいた方がいいです。

立ち会いは代理人でもOK

工事の立ち合いは代理の人に頼むこともできます。工事日までに契約している回線に問い合わせをして、立ち会う人の名前と連絡先を伝えておきます。

そうすると、当日は代理の人に連絡が来るので立ち合いをしてもらい、工事が終わればネットが使えるようになります。家族だけでなく、友人など連絡が取れる人であれば誰でも構いません。

4.工事で壁に穴をあける場合がある

外から家の中に光回線を通す場所がない場合や、光コンセントを設置するときに壁に穴を空けるケースがあるのであらかじめ理解しておきましょう。

ただ、ほとんどの場合は壁に穴を空けなくても工事ができます。

穴を空ける必要がある場合は事前に教えてくれるので、賃貸などで穴空けが禁止されているときは工事をキャンセルしましょう。

作業を開始する前であれば、無料で工事や申し込みをキャンセルすることができます。

マンションは工事の許可が必要

マンションなどの集合住宅にお住まいの場合は、建物の管理者や不動産から光回線の工事の許可を貰う必要があります。その場合は工事をする前に自分で許可をもらっておかなければなりません。

工事の許可がもらえなかった場合も光回線を利用することはできなくなるので、その際は持ち運びWi-Fiルーターを検討しましょう。

5.工事ができない場合がある

中には、光回線を引き込むための設備がないマンション・アパートがあり、そういった建物はそもそも工事ができないので申し込みが不可となります。

回線の申し込みをするときに工事ができる建物であるかどうかを調べてくれるので確認しておきましょう。

工事ができない建物だった場合は光回線を利用することができないので、工事をしなくてもネットが利用できるWiMAXやソフトバンクエアーなどのWi-Fiルーターを検討してみてください。

光回線の工事ができない理由について詳しくは光回線の工事ができない理由を建物別に紹介!工事ができない時の対処法とは?を参考にしてください。

光回線の工事で実際に起きたトラブル

光回線の工事に関しては、トラブルが発生することもあるようです。

実際の口コミから具体的なトラブルの発生例を紹介します。

工事の日程が取り消されていた

頻繁に起こることではありませんが、指定していた工事日が勝手にキャンセルされていたという口コミも見受けられました。

不安な方は、工事予定日までこまめにマイページを確認しましょう。

万が一勝手にキャンセルされていた場合は、サポートセンターに問い合わせください。

工事完了までが予想以上に長かった

通常光回線の申し込みから開通までは、約1ヶ月前後時間がかかります。

ただし、なかには工事だけで半年以上待たされているという方もいるようです。

開通まで待てない場合は、ポケットWi-Fiのレンタルを検討するのもアリです。

NURO光では、希望者に向けて開通までWiFiルーターのレンタルを行っていますし、ソフトバンク光でもSoftbank Airをレンタルしています。

申し込み時に工事日を選択することができますが、現在は工事予約が殺到しており、通常よりも開通に時間がかかってしまう可能性が高いことを頭に入れておいてください。

工事に関する連絡がこない

中には、工事に関する折り返しの連絡がこず、困っている人もいるようです。

「折り返し連絡します」という記載があっても、なかなか連絡がこないな、と思った場合は、自分から問い合わせてみましょう。

まとめ

光回線の工事は難しいものではなく、立ち会いだけしておけば作業員の人が全てやってくれます。

工事費も無料になる回線が多いので、検討している回線のキャンペーンを確認しておくといいでしょう。

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