auひかりの法人向け契約はどうやるの?料金や問い合わせ窓口、メリットやデメリットを解説
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3大キャリアのひとつである、auが提供している「auひかり」。法人向けプランの提供はありませんが「auひかりを法人向け名義で契約したい」「auひかりの法人向け問い合わせ窓口を知りたい」とお考えの人も多いのではないでしょうか。
今回は、auひかりの法人名義での契約方法や、メリット、デメリット、固定IPや問い合わせ窓口に関してなどを、総合的に漏れなく解説していきます。
auひかりの法人向け契約を検討している、または「規模は小さいけれど、光回線を法人契約したほうがよいのか」と考えている事業者さまは、ぜひ参考にしてみてください。
⇒『auひかりの悪い評判は本当?よい口コミもあわせて徹底検証』

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auひかりは個人向けプランを法人名義で契約できる
auひかりでは、法人向けプランを提供していない代わりに、個人向けプランを法人名義で契約できます。
個人向けプランのため、企業向けの大規模なネット環境構築には向いていませんが、小回りが利くのが利点です。インターネットをそれほど使わない店舗や小規模な事務所などには、おすすめできる回線だといえるでしょう。
auひかりの月額料金プラン
auひかりのプランは、戸建てタイプと集合住宅タイプに分かれています。
プラン内容が複雑でわかりにくいので下記の表を参考にしてみてください。
戸建てプラン

戸建て(ホームタイプ)向けプランとしては、「ホーム1ギガ」が主流です。ホーム1ギガには、「標準プラン」「ギガ得プラン」「ずっとギガ得プラン」の3つがあり、月額料金などは以下のとおりです。
比較項目 | 標準プラン | ギガ得プラン | ずっとギガ得プラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 6,930円 | 5,720円 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目以降:5,390円 |
契約期間 | なし | 2年 | 3年 |
解約違約金 | なし | 4,460円 | 4,730円 |
通信速度は、いずれも1Gbps。通常のインターネット利用であれば十分な速度です。ちなみに、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリアでは、より高速なホーム5ギガ・10ギガプランも用意されています。
マンションプラン
集合住宅(マンションタイプ)に関しては、建物にauひかりの設備が導入されていないと、利用することができません。また、8種類のタイプがありますが、建物ごと契約されているので、選べない点には注意が必要です。
マンションタイプ | お得プラン/月(税込) | 標準プラン/月(税込) |
---|---|---|
タイプG | 4730円 | 5940円 |
タイプV | 4,180円 | 4,180円 |
都市機構 | 4,180円 | 4,180円 |
都市機構G | 4,730円 | 5,940円 |
タイプE | 3,740円 | 3,740円 |
タイプF | 4,290円 | 4,290円 |
ギガ | 4,455円 | 4,455円 |
ミニギガ | 5,500円 | 5,500円 |
マンションタイプの料金は、月額4,180〜6,000円ほど。料金的にはそれほど高くはありませんので、auひかりが導入されているテナントを借りる場合には、利用を検討してみてもよいでしょう。
auひかりの法人契約はこんな会社におすすめ
auひかりの法人契約は、以下のような会社におすすめです。
auひかりの法人契約のメリットは、開通までのコストがかからないことです。開業に関する初期費用を抑えたい会社にも向いています。
また、インターネットをそれほど使わない飲食店などの店舗や、社員数の少ない会社であれば、個人向けプランの内容だとしても十分にビジネス用途として利用できます。
法人がauひかりを契約するメリット

auひかりを法人名義で契約するメリットとしては、以下の4つが挙げられます。
auひかりは通信速度の安定性と導入コストの低さを共に兼ね備えているので、少人数の会社や個人事業主の方の法人契約には特におすすめできます。
各項目を以下で解説していきますので、参考にしてみてください。
他の光回線に比べて月額料金が安い
auひかり | NURO BIZ | フレッツ光 | OCN光 | |
---|---|---|---|---|
月額料金 マンション | 〇 4,180円~ | × 20,735円 | 〇 5,445円~ | △ 18,135円 |
月額料金 戸建て | 〇 5,390円~ | × 20,735円 | 〇 8,030円~ | △ 18,135円 |
速度(下り最大) | 〇 1Gbps | ◎ 2Gbps | 〇 1Gbps | 〇 1Gbps |
auひかりは月額4,180円から導入可能で、他の光回線に比べて格段に安くなっています。
NURO Bizやフレッツ光に含まれる盤石なサポートサービスがついていないため、低価格で利用できます。
1日でもサーバーをダウンさせることができない大企業なら盤石なサポートサービスが必要ですが、中小企業や個人事業主レベルの方であればauひかりで十分です。
また、速度の点ではNURO Bizに劣りますが、1Gbpsの速さがあれば大抵の業務で困ることはまずないでしょう。
auひかり電話の料金が安い
auひかり電話は、auひかりが提供しているIP電話サービスです。通話料は全国一律で3分間9円。回線は2回線分用意されています。
固定電話の通話料金は、区域によって異なりますが、ひかり電話よりも高く設定されています。
そのため、電話を頻繁に利用するような業種であれば、auひかりのひかり電話を利用することで、コストを大幅に削減することも可能です。
初期工事費用がかからない

auひかりの初期工事費用は、41,250円です。光回線のなかでも高額な部類の工事費用ですが、auひかりに加えてひかり電話を申し込むことで、実質0円になります。
工事費は毎月の利用料から23回の分割で割り引かれる形です。支払回数が残っている期間で解約してしまうと、残債を一括請求されてしまうので注意が必要です。
ビジネス用途として利用するなら、電話も必要になる可能性が高いので、法人契約を検討している会社にとっては、大きなメリットだといえるでしょう。
会社携帯にもauスマートバリューを適用できる

auスマートバリューとは、auひかりとひかり電話と、auのスマホやタブレットなどをセットで申し込むと、月額料金が最大で1,100円割り引かれるサービスです。
回線は10台まで契約できるので、例えば社員10人に割引が適用されれば、月に11,000円、年間で132,000円のコスト削減になります。
詳細な割引額はプランによって異なるので、詳細は「auスマートバリュー」を参照してください。
auひかりを法人名義で契約するデメリット
auひかりを法人名義で契約する際には、以下の項目に注意が必要です。
- 電話回線は2回線まで
- 選択できるプロバイダが少なめ
- 地域によっては対応エリア外
- 固定IPが使えない
各注意点を、以下で詳しく解説していきます。
電話回線は2回線まで
auひかりの電話回線は、2回線です。小規模な店舗や電話をそれほど使わない会社であれば、電話とFAXといった形で十分かもしれません。しかし、複数の社員が同時に電話を利用するような業種では、回線数が足りなくなってしまいます。
そのため、中〜大規模企業の場合は、auひかりの法人契約は避けたほうがよいでしょう。一方、小規模であればコストも削減できるため、検討に値します。
auひかりを法人契約する際には、電話回線が何回線あればよいのかを、しっかりと確認しておくと失敗がありません。
選択できるプロバイダが少なめ
auひかりで選択できるプロバイダは、au one net・So-net・nifty・BGLOBE・@TCOM・ASAHIネット・DTIの7種類です。
他社と比べて決して少ないわけではありませんが、加入したいプロバイダがある場合は、要検討だといえるでしょう。
ちなみに、auひかりの月額料金はプロバイダ料金込みですので、他社の法人向けプランよりも価格は安めになります。
地域によっては対応エリア外
auひかりは、関西・東海地方の一部が提供エリア外です。マンションタイプは利用できる場合がありますが、物件数は多くありません。
また関西・東海地方以外でも、一部地域はエリア外なので、会社の所在地が対応しているかは必ず確認しましょう。エリアの確認は「提供エリアの検索」から行えます。
フレッツ光や他社の大手光回線よりも、対応エリアが狭いのはデメリットだといえるでしょう。
固定IPが使えない
auひかりでは、固定IPが利用できません。固定IPとは、インターネット上の住所であるIPアドレスを固定して、常に同一のIPアドレスが割り振られること。
例えば、自社サーバーでホームページを公開する、社内PCにリモートアクセスする際に利用されます。このような場面がある会社では、固定IPが使える光回線を契約する必要があります。
ちなみに、auひかりのIPアドレスは「ほぼ固定」です。とはいえ、いつ変わらないとも限りませんので、上記の用途でネットを利用する場合は止めたほうがよいでしょう。
外部サービスを利用すれば固定IPが使える
auひかりで固定IPを利用したい場合は、外部サービスを利用します。
例えば、株式会社インターリンクの「マイIP」では、月額1,100円で固定IPを利用できます。
当初は固定IPの必要がなく、後になって必要になった場合は、マイIPのようなサービスを利用するのも一つの手段だといえるでしょう。
auひかりの法人契約は代理店経由がおすすめ
auひかりの法人向け契約は、公式サイトだけでなくauひかりの代理店窓口からも申し込めます。
代理店は各社ともさまざまなキャンペーンを展開しており、豊富な特典が用意されています。公式サイトから申し込むよりもお得な場合が多いので、開業に関する初期費用を抑えたいなら、利用を検討してみるのがおすすめです。
もちろん、代理店経由だとしても回線の品質は全く同じですのでご安心ください。
フルコミットの窓口も〇

フルコミット(株)もおすすめの窓口の一つです。「キャンペーンサイト」から申し込むことで、最大で93,000円の還元を受けられます。
メインのキャッシュバックは、auひかりホームずっとギガ得プラン・電話サービス・auスマートバリューに申し込むことでもらえる41,000円のキャッシュバック。
他社乗り換えでも、戸建てタイプ25,000円、マンションタイプ15,000円のキャッシュバックが受けられます。
フルコミット/auひかりに今すぐ申し込むauひかりは個人から法人へ切り替えられる?
auひかりが個人から法人へ切り替えられるかどうかは、公式サイトには記載されていません。
名義変更に関しては、0077-7063(9:00~18:00 / 年中無休)、または0120-22-0077まで問い合わせてみてください。
ただ、auの母体であるKDDIの法人向け窓口の「【法人契約】契約名義を変更する方法を教えてください」によれば、個人から法人への切り替えは可能であるとされています。どちらにせよ、上記の問い合わせ窓口で確認してみるのが間違いないでしょう。
法人から個人への切り替えは?
法人から個人への切り替えも、個人から法人切り替えと同じく、公式サイトでは明言されていません。
名義変更の必要がある場合は、0077-7063(9:00~18:00 / 年中無休)、または0120-22-0077まで問い合わせるのが最も確実です。
また、必要書類などに関しては、「【法人契約】契約名義を変更する方法を教えてください」を参照するのが最適です。
個人事業主は法人契約すべき?
個人事業主の場合は、無理に法人契約をする必要はありません。そもそも、法人契約は法人向けですので、法人成りしていない事業者は申し込むことができません。
個人事業主で事業を法人化している場合は、法人契約も選択肢に入ります。その点、auひかりは個人向けと同じ料金で法人契約できるので、個人事業主が法人向けプランを契約する選択肢としては、向いているといえるでしょう。
auひかりの法人契約の問い合わせ方法
auひかりの法人契約は、個人向けプランが法人名義で契約できる形になっているので、問い合わせ先は個人向けプランと同一です。現在、auひかりを利用している事業者向けの窓口は以下になります。
- 【問い合わせ窓口】
- 0077-777(または0120-22-0077)
- 営業時間:9:00~18:00(年中無休)
新規の申し込みは以下の窓口です。
- 【新規問い合わせ窓口】
- 0120-92-5000
- 営業時間:9:00~20:00(年始を除く)
まとめ
今回は、auひかりの法人向け契約について、プランや料金、メリットやデメリットなどを解説してきました。
auひかりは、個人向けプランで法人名義の契約が可能です。個人向けプランと内容は同じですが、auスマートバリューが受けられたり、初期工事費が無料になったりと、開業の初期費用やコストを抑えたい場合には十分おすすめできます。
法人向けの光回線を検討していて、小規模な店舗や会社の場合は、ぜひauひかりの法人契約も選択肢に入れてみてください。
